受験問題の解法のテクニックを身につけるというよりは、まずは理科そのものへの興味を深めることを主な目的としています。
自然現象を多角的な視野で捕らえて法則的に理解することを学びます。
共通テストや2次試験での理科の受験科目を決めるのにも最適な講座です。
高1生の受講を基本としますが、学校の進度次第では中3生も受講もできます。
講座 | 主な対象 | 講座内容 |
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R1 | 中3、高1生 | 日常における自然現象を科学の目で見ることから始め、過去の偉人の成した法則と原理を用いて自然現象を解き明かします。
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講座 | 主な対象 | 講座内容 |
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C2 | 高2生 | 高校化学の最初から、講義と一人一人に対する質疑応答を通して化学の考え方の基本の徹底を図ります。先ずは化学的現象に興味をもってもらい、ひいては化学を好きになってもらおうという講座です。2次試験で化学を選択することをすでに決めている人は《C2》からの受講をお勧めします。
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C3 | C2修了者、高3生、 もしくはそれと同程度以上の学力を有する人 | 常に基本に戻りながら重要定型問題の演習・解説を行い、難関大理系合格を目指します。内容は、《C2》のステップを踏まえた上で、さらに難度の高い演習を行います。こちらは演習中心なので、予習が前提になります。
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物理こそ「急がば回れ!」が最もあてはまる科目です。
先ずは当然のことながら、偉大な天才達が発見してくれた自然界の物理法則を正しく理解し、それに感動することです。
感動を導くのは講師の役目ですが、この感動を無くして物理を好きになることなどできません。
この段階はとにかく、公式を覚えるなどというのとは全く次元の違うことです。
次に細心の配慮によって創作・選択された演習問題を通じてその法則の適用法を学ぶわけですが、その際、物理的発想といえる解答を心掛けていきたいと思っています。
感覚だけに頼るのではなく、かといって必要以上に数学的計算に陥ることもない解法、それがまさに物理的発想そのものなのです。
講座 | 主な対象 | 講座内容 |
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P2 | 高2生 | まずニュートンをはじめとする偉大な科学者が発見した「法則」を学ぶことから始まり、個々の現象をその法則を用いて解釈することがそれに続きます。「物が地面に落ちる」ことと「地球が太陽のまわりを回る」ことを、同じ法則で説明できることに感動することが、「高校物理」の出発点でなければなりません。《P2》では、個々の問題を解くテクニックを学ぶこと以上に、そういう感動を伝えたいと思っています。そして、理数研の《P2》のテキストには、その目的に沿った問題を創り、集めてあります。
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P3 | P2修了者またはそれと同程度以上の学力を有する人 | 高校物理全範囲を採り上げます。常に基本に戻りながら重要問題の演習・解説を行い、難関大理系合格を目指します。物理的内容を深く理解することに加えて、卓越した処理能力を養います。
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植物は種をまいて水をやれば芽が出てすくすくと育ちます。
私たちはカゼをひいて熱が出ても普通は自然に直ってしまいます。
このような生命現象は人知を超えた神秘的な現象として長らく放置されてきましたが、近年の生命科学の発展により、今では物理や化学の法則を組み合わせて明快に説明できるようになっています。
生命科学では、簡単な原理から出発して論理を積み重ねながら複雑な生命現象を理解していくのですが、このプロセスは物理や化学の思考過程と何ら違いありません。
逆に現象を丸暗記するだけでは、未知の現象に対して、入試はもとより日常身の回りの現象ですら、なす術がありません。
このような観点から理数研の生物では、論理を積み重ねながら理解を深めるというスタイルで生物学にアプローチしています。
生物学はあくまでも、物理や化学と同じく「理科」であるという考えです。
ただし生物学では、物理や化学で用いられるような式や記号が整備されていないので、すべて言語で表す必要があります。
そのために、入試では問題は長文になり、解答は論述を求められることになります。
表面的・形式的にしかすぎませんが生物学のこのような特殊性に対応するために、出題者の意図を適確に読み取り、自らの論理を採点者に正確に伝える技術についても授業の中で取り組んでいます。
講座 | 主な対象 | 講座内容 |
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B2 | 高2生 | 「高校生物基礎」の全範囲と「高校生物」の一部を解説します。
第2期と第3期の内容は《B3》では解説できませんので、2年生のうちに受講しておくか、3年生になってから《B2》と《B3》を併行して受講してください。 |
B3 | 高3生 | 高校生物の全範囲を解説します。必ずしも《B2》を履修していることは必要としませんが、 《B3》では解説しない範囲は《B2》と併行して受講するなどの工夫が必要になります。
《B3》では、《B2》の復習をしながら入試問題も考えていきます。数学のスパイラルシステムに準拠した方式です。 |