理数研の物理

理数研の物理

物理こそ「急がば回れ!」が最もあてはまる科目です。

先ずは当然のことながら、偉大な天才達が発見してくれた自然界の物理法則を正しく理解し、それに感動することです。
感動を導くのは講師の役目ですが、この感動を無くして物理を好きになることなどできません。
この段階はとにかく、公式を覚えるなどというのとは全く次元の違うことです。
次に細心の配慮によって創作・選択された演習問題を通じてその法則の適用法を学ぶわけですが、その際、物理的発想といえる解答を心掛けていきたいと思っています。
感覚だけに頼るのではなく、かといって必要以上に数学的計算に陥ることもない解法、それがまさに物理的発想そのものなのです。
《P2》は主に高2生、《P3》は主に高3生を対象とします。

高校物理講座

P2

いろいろな現象を個々に学ぶ「中学理科」から最も大きく飛躍するのが「高校物理」です。「高校物理」は、まずニュートンをはじめとする偉大な科学者が発見した「法則」を学ぶことから始まり、個々の現象をその法則を用いて解釈することがそれに続きます。「物が地面に落ちる」ことと「地球が太陽のまわりを回る」ことを、同じ法則で説明できることに感動することが、「高校物理」の出発点でなければなりません。《P2》では、個々の問題を解くテクニックを学ぶこと以上に、そういう感動を伝えたいと思っています。そして、理数研の《P2》のテキストには、その目的に沿った問題を創り、集めてあります。

  • 「力学」では、色々な力学的現象を、常に運動方程式という法則に戻って統一的に解釈します。
  • 「波動」では、振動が空間に伝わる現象を、波動関数を用いて解析します。
  • 「静電気」では、様々な静電気的現象を、電位・電場という場の概念によって統一的に解釈します。

P3

《P2》を履修済みの人またはそれと同程度以上の実力を有する人を対象とします。高校物理全範囲を採り上げます。常に基本に戻りながら重要問題の演習・解説を行い、難関大理系合格を目指します。物理的内容を深く理解することに加えて、卓越した処理能力を養います。

  • 「力学」では、慣性力を含む相対運動など受験レベルの応用問題を扱います。
  • 「熱力学」では、内部エネルギーを導入し、熱力学の第一法則のより深い理解を目指します。
  • 「電磁気」では、磁場を含み、電磁誘導から複雑な交流回路まで解きます。
  • 「波動」では、センター前に光波の干渉を含めた身近な波動現象のより深い理解を目指します。
  • 「原子」では、光の粒子性、電子の波動性、原子核の質量エネルギーの深い理解を目指します。

1月以降はセンター・2次対策授業になります。

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